カンボジア計画省統計局(NIS)によれば、今年3月の月間消費者物価指数(CPI)は、2月の2.31と比べ2.03に留まった。
原因についてNISの報告書は、石油の国際価格下落や安定的な米ドルの存在、また食料価格の高騰としている。3月の食料価格高騰率は、2月の4.10%から上昇して4.91%となっている。
最高国家経済評議会の顧問がクメールタイムズ紙に語ったところによると、「3月のCPI低下は、カンボジアにインフレが訪れていることを意味する。安定的なドルは、価格のコントロールのためにも重要な存在」だという。
また同氏は、「概してカンボジアのインフレはまだ小さく、経済安定に一役買うものである。石油国際価格の下落は、カンボジアの物価低下にも繋がるだろう」と語った。