カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

  • 経済
  • 2016年5月24日
  • カンボジアニュース

タイの太陽光発電企業、20メガワット設備を今四半期中に稼働予定[経済]

news_20160524_mini
(c)Khmer Times

 19日、プノンペンポスト紙によると、タイの再生可能エネルギー開発企業であるインターファーイーストコーポレーション株式会社(Inter Far East Corporation Public Company Limited=IFEC)が、コンポンスプー州で建設中の20メガワット太陽光発電設備を今四半期中に稼働させると発表したという。

 プノンペン西側から同州までをカバーする2メガワット分の施設は既に完成しており、電力販売計画も作成している。しかし、鉱工・エネルギー省から取得しているライセンスは20メガワットの内、半分の10メガワット分のみ取得しており、今後のライセンス取得状況によって配電にも遅れが出る見込みだと言う。

 同社は現在、タイで10基余りの小規模太陽光発電と2基の最新の廃棄物発電所(ゴミ発電)を運営しており、年間計30メガワットの電力を生産し、昨年は約930万ドルの純利益を計上した。他にも11もの案件で入札に参加している。

 鉱工・エネルギー省のスポークスパーソンは、IFECのプロジェクトでは、推定で5メガワットあたり120万ドル以上の販売額になると認識していると語った。さらに、同社は米国系の通信機器生産工場への電力供給契約を締結したという。「このプロジェクトでは、工場や付近の無電化地域に住む人々に供給される予定だ」と言う。

 しかし、IFECに対し、競合他社は懐疑的に捉えていると言う。タイ企業の多くが契約はするものの、実際に稼働させることが少ないからだと言う。

経済の最新ニュースランキング
最新ニュース