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不動産コンサルティングCBREの最新レポートによると、昨年第4四半期は販売や賃貸の価格が幅広く上昇し、プノンペン中心地の地価が前年と比べ平均8.4%上昇している。
レポートによると、2015年の販売戸数のうち37%にあたる2597戸がチャムカーモーン区の優良住宅地で、15%はチョロイチャンバー区とセンソック区だった。第4四半期は5つのプロジェクトで合計689戸が販売され、2015年全体では26棟7014室が販売開始されている。
コンドミニアムの供給は2015年にかけて22.4%増加し、2018年には794%増の1万9018戸が追加されることから、2018年末までに合計すると2万1414戸となる見込みだ。コンドミニアム計画の大半は中級及び高級タイプで、2018年までにそれぞれ全体の44%と42%を占めるという。
クメールタイムズ紙によると、CBREカンボジアマネージャーのクリス・ホブデン氏は、2015年にプノンペン都内に建設されるコンドミニアム計画の多数が前売りを始めたが、今のところは適正価格で需供の面でもバランスがとれていたが、向こう先5年は供給過多になると話している。
また、外国人の投資平均価格は約10万ドルで、購入件数は2014年で308戸だったが、2015年は480戸。購入者は韓国、中国、シンガポール、日本、イングランド、マレーシア、台湾、タイの投資家だという。