カンボジア政府は、現在おこなっているカンボジア領海ブロックAの石油探査事業を継続するにあたり、アメリカ・シェブロン社に代わって、その株式を取得したシンガポールにある石油探査会社クリス・エネジー社(Kris Energy Ltd)の監督権を正式に承認した。
シェブロン・カンボジア社(Chevron Overseas Petroleum (Cambodia) Limited)は30%の株式をカンボジアの海のブロックAの探査権を持っていたが、クリス・エネジー・アジア(Kris Energy (Asia) Ltd)社の子会社であるクリス・エネジー・アプサラ社(Kris Energy (Apsara) Ltd)にその権限を譲渡した。またブロックAで他に操業しているモエコ(MOECO)社とGS エネジー(GS Energy)社もクリス・エネジー社にその権限を譲渡した。
今回新たに権利を得たクリス・エネジー社経営開発部長のリチャード・ローレンツ(Richard Lorentz)氏は「ブロックAには多くの石油資源がある。当社およびカンボジアにとっても重要な事業となるだろう。ブロックAの石油探査は2000年半ば以降操業許可されており、カンボジアの領海内で総面積4709平方km、水深50-80mの範囲にある」と述べている。
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