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カナダナショナル銀行グループのABA銀行は、カンボジア証券取引所(CSX)に社債を上場する。カンボジアで社債を発行する最初の商業銀行となる見込みだ。クメールタイムズ紙が報じた。
同行は5月31日、カンボジア国立銀行から社債の発行が承認されたと発表した。また、引受業務を行う証券会社によると、同行は今回の社債発行により2500万ドルを調達する見込みだという。
なお、ABA銀行によると、調達した資金は、女性を含む小規模起業家への融資事業や、営業支出に使うとしている。同行は、総資産33億6000万ドルで、カンボジアで3番目に大きい銀行となっている。
社債の発行は、2018年にマイクロファイナンス機関(MFI)のハッタカクセカーがカンボジアで最初に行い、続いて今年5月に、同じくMFIのLOLC(Cambodia)Plcが発行した。これまで商業銀行で実施したケースは無かった。