国際民間航空機関(ICAO)は10日間の監査過程を終了し、カンボジア国内の空港の監査結果を「十分」と評価した。クメールタイムズ紙が報じた。
今回の監査は、先だって10月にプノンペンとシェムリアップ両空港で実施された公的な監査結果を受け、その際に出た提言に基づき検査を行うというもの。
民間航空庁(SSCA)は、「安全・セキュリティ面に関していくつかの問題が認められているものの、概要報告書が示す格付けは『十分』との評価を得た。問題点は解消される見込みであり、この報告書はカンボジア国内の空港の国際的な評価を高めるだろう」と述べた。
またカンボジア国家観光連盟の事務局長は、「この航空当局の努力は空港の基準をより高めるもので、堅実な観光客の増加はこのことを反映している」と称賛した。
各空港のレポートでは、2016年1月~9月の間にカンボジア国内3つの国際空港で合わせた乗客数はのべ500万人を数え、計5万3000回のフライト数を記録している。これは昨年同時期と比べると乗客数は6.2%、フライト数は2.8%増加となっている。
また同年9月におけるプノンペン国際空港のフライト数は前年比6.4%増、2700回以上を記録。シアヌーク国際空港の乗客数は昨年比132.5%となり、1万2997人となっている。