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12日、カンボジア野党のフンシンペック党の広報担当者は、10日に国会を通過した改正政党法が同政党のロゴを違法と判断する可能性があるとし、政府に対し説明を求めているとした。プノンペンポスト紙が報じた。
もともとは最大野党の救国党の指導者であったサム・ランシー氏を政治の場から追いやるために明示的に改正されたこの法律に対する今回の改正は、宗教的なアイコンやアンコールワット、カンボジア国王の肖像の使用禁止とした。
11月、フンシンペック党は、党首のノロドム・ラナリット皇太子の肖像を使用した新しいロゴを発表し、地方選挙前にロゴ入りの看板を設置していた。広報担当者は、「設置した看板をすべて取り換えるためには、最低でも10万ドルの費用がかかり、我々は非常に心配している」と話した。
この法律は「宗教的なアイコン」の使用も禁止しているが、与党・人民党(CPP)のロゴが、デヴァダーという天使をモチーフに使用していることから、CPPが法律に違反している可能性があると野党議員の一人が指摘した。
しかし、CPPの広報担当者は、同政党の天使の使用は法律違反ではないと述べ、「これは宗教的でものではなく、単に天使のイメージを表しているだけにすぎない。私たちのロゴは宗教的でも非宗教的でもない」と話した。