(c)Phnom Penh Post
国内養子縁組制度を明確化しようと、新しいガイドラインが22日に施行された。複雑な手続きを簡略化し、養子縁組の増加を目指したものだ。プノンペンポスト紙が報じた。
同ガイドラインは、すでに存在する複数の省令や民法の規定に従い、カンボジア法務省とユニセフとの3日間にわたる議論の末での施行となった。
「カンボジアではまだ多くの子供たちが、家族や地域コミュニティの保護を受けずに育っている。家族の愛や一人ひとりに対するケアは、何にも取っても替えることはできない。ガイドラインは、子供が適切な環境で育つための重要なステップだ」とユニセフのカンボジア代表は述べた。
制度が複雑かつあいまいだったため、これまでの国内養子縁組の実例はごく僅かなものだった。3月の社会問題・退役軍人・青少年更正省の報告書によれば、1万1788人の子供が、5つの州の267の児童養護施設で暮らしている。 両親が子供を育てることができなかったという理由がほとんどだ。