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2018年12月17日
カンボジア進出ガイド

【マーケティング・メディア】

274 カンボジアのマーケティング・メディア③(2018年11月発刊 ISSUE09より)

口コミ・アナログマーケティング Buzz Analog Marketing

 現代のカンボジアは、流行のもの、良いものは積極的に宣伝する傾向があり、バズマーケティング(口コミ)が有効となる。また、その背景について、「カンボジアには自国生産のものが少ないので、新しい商品やサービスが入ってきたときに判断軸がないです。だから、使ってみないとわからない。



 そのため信頼している人がこれは良いと言えば、広まりやすい」と、アナログからフリーペーパーまでローカル戦略を手掛けるメイツグローバルコミュニケーションズの柳内学氏は語る。また、トゥクトゥク広告も効果的な媒体である。さらに同氏は、「カンボジアでは日本や他先進国と比べても広告媒体の数が少ないです。日本では当たり前の様にある公共交通機関もなく、電車、バスなどもまだまだこれからといったところです。その中で市民の一般的な交通手段となるのがトゥクトゥクです。街中を走り回るトゥクトゥクの背面に取り付けてある看板広告は多くの人の目につき、宣伝効果も高い媒体です。看板のデザインも非常に重要で、特にカンボジア人に対しては抽象的なデザインよりも直接的で分かりやすいデザインが好まれます。雑誌デザイン作成のノウハウを活かし、カンボジア人に響くデザインを作成しております。また、トゥクトゥクは基本停車位置が決まっており、ターゲットに合わせたエリア選定も可能です。どの層にアプローチするのかによってエリア選定から、看板のデザイン作成、取り付け、管理まで一貫して行います」と続けた。

イベント Analog Marketing

 バズマーケティングの重要性とも相まって、近年のイベントは非常に多様化してきている。他国からさまざまな手法が入り、凝ったイベントも増え、ただイベントをやればよいという時代ではなくなってきている。「伝統的でオーソドックスなものはもちろんですが、プロジェクションマッピングや海外コンテンツを取り入れたものなどご要望に合わせて幅広く提案させていただいています」とは、大手ビールメーカーのコンサートから企業ローンチパーティなどあらゆるイベントの一切を手掛ける キーラットイベントのアット・チャトラ氏


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