【公共・団体】
中国の人件費が急激に上がった4年前から、カンボジア進出企業は増加しています。2013年の商業省日系企業登録数は195社。2014年は246社の登録がありました。2012年は179社で、2010年は19社でした。この5年で実に725社もの登録数になっています。100%外資出資での法人設立が可能なこと、送金に関する縛りがないことだけでなく、特恵関税が生かされることもあり、今後も縫製業関係は伸びていくでしょう。
カンボジアは過去10年、GDP成長率もぶれなく顕著に7%ほど伸びています。また、インフレ率が思ったほどでなく、隣国と比べると4%弱と非常に健全な伸び方です。代表的なカンボジア支援国である中国も同様に伸びていくと考えられ、電力や道路などのインフラはますます改善されるでしょう。これによりさらに外資企業が進出し、ASEANの経済共同体化により、あらゆる経済活動が活発化していくなかで、後発国であるカンボジアが押し上げられていくという、そういった期待を頂かせる国でもあります。
ジェトロプノンペン事務所では中小企業海外展開現地支援プラットフォームを設置し、日系企業のあらゆる個別相談に一元的にお応えしています。当地での実績を持つ税務・会計分野、法務・労務分野、現地事情に精通した企業経営実務分野の3名の専任コーディネーターを配置し、ジェトロを通すことによって無料でサポートを受けられます。当地の一般概況に留まらず、現地商習慣に対応するビジネスモデルや販売戦略の提案・アドバイス、当地でビジネスを展開する上での税務・労務・経営リスク回避に関する情報提供、ビジネスマッチング支援、トラブル相談など幅広いサポートに対応し、皆様の課題を解決します。
カンボジア情報は、当機構Webサイトでもご紹介しており、メールでもご相談頂けます。ご利用したい方は、ジェトロプノンペン事務所の代表アドレス(CPH@jetro.go.jp)までお気軽にお問合せください。