カンボジアでは来年に統一地方選挙を控えていることもあり、選挙との関連を勘ぐられそうな動きが心なしか財界にも現れているように感じる。また一方で、円高基調のなかで日系FDIに勢いが戻ってきているようにも感じる。昨年がパッとしなかっただけに、念願だった成田-プノンペン間の直行便就航で弾みを付けたいところだ。今後の政治の動きが少なくとも経済の足かせだけにはならないで欲しいと思う。
さて、7月は更新した記事が111本でトータル記事数は858本となった。7月のアクセスはどうだったのか? Googleアナリティクスのデータを元にアクセス解析を発表する。
7月は5万PV弱。ユニークユーザー7000人、セッション1万3000。「カンボジア×ビジネス」というセグメントで高いポジションを維持しているが、年内中に6万PVを超えられるまでに成長させたい。
それでは、7月にアクセス数の多かった記事TOP5をランキング形式で発表しよう。
人気のあった記事ランキングTOP5
第5位 543PV
→日本で労働搾取され帰国、在日カンボジア大使館発表[労働]
2人のカンボジア人労働者が日本で酷い待遇を受けて帰国した。仲介業者から高給を約束されていたが、逆に搾取されていたという。技能実習生の報酬は法務省令において「日本人が従事する場合に受ける報酬と同等以上の報酬」と規定されているが、平均賃金(約12万円)は最低賃金に近く、高卒初任給より4万、製造業の生産労働者の平均より7万円低い水準というのが現実だ。
第4位 601PV
→カンボジア政府、プノンペン郊外に新国際空港の建設を検討中[社会]
政府はプノンペンから50キロほど離れた場所で新しい国際空港の建設を検討している、というニュース。かねてから噂される候補地のコンポンチュナンについて当局サイドは否定しなかった。しかし、80キロも離れているため非現実的だと現地メデイアは指摘。
第3位 665PV
→反政権運動家ケム・レイ氏、プノンペン都内で銃殺される[社会]
著名な活動家が都内中心部で白昼に銃殺され、BBCなど外国メデイアは事件直後に第一報を報じた。現地では陰謀説がフェイスブックを賑わす一方、ローカルのマスメディアが一切速報を打たなかったのが印象的。
第2位 773PV
→スターバックスの脅威は肩透かし、胸撫で下ろすカフェチェーン[経済]
カフェ業界におけるスターバックス出店のインパクトが想定より小さく、他のカフェ・ショップの不安は杞憂に終わった、というニュース。客層の違い、スターバックスの狭小な顧客スペースを要因と指摘するのは良いが、顧客スペースが広くても路上駐車を前提とした店作りは見直して欲しい。
第1位 897PV
→カンボジアのホテル、ナガ・ワールドのカジノゲーム機、670機全てを売却[経済]
アジアの投資家に人気の高いカジノ併設ホテル「ナガ・ワールド」。それ故にカンボジアに集まるギラついた投資家たちを見物するという意味での観光スポットにもなっている。視察者は一見の価値あり。
国別アクセス
1位 日本 6,662(51.55%)、2位 カンボジア 5,214(36.08%)、3位 タイ 305(2.37%)
日本からの訪問者が1.7ポイント上昇し、カンボジアからの訪問者が2.9ポイント低下した。いずれにせよ、訪問者の5割が日本、4割がカンボジア在住者という大まかな割合は先月から変わらず。進出を検討している日本企業のみならず、進出済の日本企業からも支持されているWEBマガジンだと言える。
読者層
(年齢別)
35〜44歳:34.52%
25〜34歳:25.21%
45〜54歳:20.07%
55〜64歳: 9.81%
18〜24歳: 7.31%
65歳以上: 3.07%
(男女比率)
男性:75.1%
女性:24.9%
さらに年齢別・男女別でクロス集計すると、アラフォー世代(35~44歳)男性からの訪問が28.42%と最も多い結果となった。次いで、アラサー世代(25~34歳)男性が16.58%、アラフィフ世代(45~54歳)男性が15.86%という結果だった。広告主がリーチしたいターゲット層(進出を検討中の日系企業など)とも重なる。ある調査では、日本の「標準」の昇進年齢は係長32.7歳、課長39.4歳、部長47.0歳という結果もあり、当WEBマガジンは課長クラスの男性に多く読まれていると分析できる。
流入元サイト
カンボジアビジネスパートナーズの記事はどこを経由して読まれているのか?
オーガニック検索:41.7%
ソーシャルメディア:35.8%(内Facebook 96.19%、Twitter 2.67%)
ダイレクト:14.2%
リファラル: 8.3%
Facebookページの「いいね」数の推移
Facebookファンの属性
男性:72% 女性:27%
6月30日に1,258だったいいね!が7月31日には1,342まで増加した。男女比は、WEBマガジンとほぼ同程度の結果となり、男性読者の多いメディアであることがわかる。