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カンボジア政府のスポークスマンが大旱魃に見舞われるリスクを発表した。例年より雨季の到来が数ヶ月遅れる見込みであることが原因だ。
「過去にも局地的な干ばつに見舞われたことがあるが、今回は全国規模の大旱魃。コレラの蔓延など、感染症拡大の恐れもある。」
UNICEFによれば、カンボジア北東部のラタナキリ州では、小学校203校中136校で水が不足しているとともに、生徒や教師の欠席・欠勤率が高まっている。
シェムリアップ州、バッタンバン州、ストゥントレン州では、動物の大量死も確認されており、予断を許さない状況。
不衛生な水へのアクセスによって人体へ直接的な被害が懸念されるほか、中期的には稲作、畜産、水産業で生計を立てている貧困世帯への影響が懸念される。
また、全国規模の自然災害と見込まれることから、マイノリティへの支援がどの程度優先的に実施されるかが焦点かもしれない。特に、北東部の山岳地域に居住する少数民族は、高い貧困率と大都市へのアクセスが悪いことから、支援の優先順位をどこまで上げることができるかが課題となりそうだ。
参照:Animals die as Cambodia is gripped by worst drought in decades