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  • 社会
  • 2016年5月13日
  • カンボジアニュース

ロイヤル鉄道、空港への新路線を検討[社会]

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(c)Cambodia Daily

 11日、ロイヤル鉄道のジョン・ガーリーCEOがプノンペン中心街から15分未満でプノンペン国際空港に到着を可能にする新路線の可能性調査を始めている。

 同氏によると、「計画は検討段階だが上手く行けば既存の線路を活かして建設できる。以前から計画していたことで、10年後ではなく今すぐ着手し、18か月後には運行を開始したい。もし実現できれば、自宅を出発した10~15分後にはバーガーキング空港店に座っていられるという日が来るだろう」と語った。

 ロイヤル鉄道の空港線計画はフン・セン首相の高速道路計画と同じルートにあたるが、高速道路建設に際し、1000世帯に悪影響を与えると政府高官が警告したところ、先月、首相が計画中止を発表していた。

 ガーリーCEOによるとロイヤル鉄道の計画では、沿線に住んでいる世帯の立ち退きは不要だと言う。線路至近に生活する世帯がある場合は、近辺の空き地に沿って沿線を伸ばし、柔軟な対応を考えているそうだ。また、先月、ロイヤル鉄道は14年間休眠していたプノンペンーシアヌークビル間の運転を再開している。



 昨年、JICAにより都市交通マスタープランを作成し、AGT(Automated Guideway Transit)の導入を提案しており、2035年の開通を目指し総工費5億8600万ドルにのぼる計画だが、空港の南側を通るルートということで、違うルートだ。JICAの関係者によると、このプロジェクトは情報収集、確認調査段階であり、まだ可能性調査は実施していないと言う。

 プノンペン中心街から空港への11kmに渡る道のりは、現状、45〜70分かかるが、頻発する渋滞の影響を受けると、さらに遅れることもある。

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