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  • 2016年4月11日
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アクレダ銀行がカンボジアで唯一、銀行ランキングでトップ100入り[経済]

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(c)Phnom Penh Post

 アクレダ銀行がカンボジアで唯一、ASEAN銀行ランキングのトップ100に入り、昨年の97位から88位に上昇した。

 リストはTier1に応じてランク付けされ、アクレダ銀行は2015年末に、Tier 1資本が4億2300万ドル、総資産は31億ドル、税引き後利益は1億200万ドルであった。

 ティア1(Tier1)とは、銀行の安定性や健全性の維持を目的に国際決済銀行(BIS)が規制している自己資本割合のうち、資本金、利益剰余金、優先株、優先出資証券などで構成されている中核的自己資本のこと。

 成長率のランキングでは、ティア1において22.29%の成長率を見せ9位、総資産は成長率30.4%と10位、資産リターンは3.25%で4位となっている。

 プノンペンポスト紙によると、アクレダ銀行のフォナリー副社長は、質の高いサービスと堅調な業績が利益と総資産の成長に繋がったと述べ、アクレダ銀行が世界でも認められる大手銀行になりつつあり、今年は24%の更なる成長率を期待すると付け加えた。

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