7月24日の午後、与野党首脳陣は王宮にてシハモニ国王と謁見したが、その際シハモニ国王は与野党に対して協力して国のために働くよう求めた。
謁見の際、与野党首脳はシハモニ国王に先日の政治危機解決につながった会談の報告書を提出、会談についての説明をおこなった。
謁見を終えた後フン・セン首相ら人民党首脳陣は集まった記者団に対して何も語ることはなかったが、救国党のサム・ランシー党首は次の様に謁見の様子を伝えた。「シハモニ国王は我々与野党が政治危機を解決できたことを歓迎した。国王は「これから国と国民たちのために協力して働いてください」と我々に求めた」。
また、ボイコットを終了させ国民議会に参加することになる救国党だが、ケム・ソカー副党首は国民議会議員になるための宣誓と議会への参加時期について、「私たちはまだ国民議会議員になるための宣誓の日程を決めていない。サム・ランシー党首がコイ・ブンレン氏に代わり国民議会議員となるが、その手続が終了するのを待っているところだ。その手続が終了次第宣誓の日程を決定する」と説明した。
(写真:CAM PHOTO AGENCY/石川正頼)
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