カンボジア保険監督局(IRC)の報告によると、2024年の1月から9月までのカンボジア保険業界の総保険料は2億7280万ドルに達し、前年同期の2億6420万ドルから3.2%増加した。この成長は、18の一般保険会社、14の生命保険会社、7のマイクロ保険会社、1つの再保険会社によって支えられている。
同期間の支払い請求総額は約5100万ドルで、前年同期の4430万ドルから15%増加している。
カンボジアの保険業界は東南アジア全体で10億ドル以上の総資産を有し、国民一人当たりの保険密度は約21.02ドル、GDPに対する保険浸透率は1.16%である。これにより、カンボジア保険業界がまだ発展途上で、市場浸透率が低いことが示されている。
発展途上国では一般に保険需要が低く、特に低所得層では保険へのアクセスや関心が限られているため、カンボジア保険業界は経済全体の成長に比べて鈍化している。今後はさらなる成長の余地があることが期待されている。