集計プロセスを監視する国際監視員 (c)AKP
カンボジア国民議会選挙でフン・セン首相率いる与党が、125議席中120議席を獲得する見込みとクメールタイムズ紙が報じた。
投票が終了してから6時間後、国民選挙委員会は投票権を持つ選挙民の84.6%が投票したと発表した。
非公式の結果によると、与党のカンボジア人民党(CPP)は、125議席のうち120議席を獲得し、フンシンペック党が5議席を獲得したとされている。
ロシアや中国などからの国際的な公式監視者が投票を監視する一方、欧州連合や米国などは、選挙が自由で公正とは言えない状況だとして、選挙監視団を派遣しなかった。
フン・セン首相は70歳であり、今後の5年間の任期中に長男のフン・マネット氏に首相の座を譲る考えを示している。
専門家の分析では、フン・マネット氏が首相になった後も、外交政策を含む政治的見解に大きな違いはないとされている。