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カンボジア王国の国民議会選挙の選挙運動は、混乱なく安全かつ秩序正しく進行している。クメールタイムズ紙が報じた。
カンボジア国民選挙委員会(NEC)は、地方当局や関係当局、全レベルの国民選挙委員会、政党の協力により選挙運動が円滑に進んでいると評価している。
NECによると、与党カンボジア人民党(CPP)が全選挙区で大規模なキャンペーン集会を行い、他の17の政党も集会やビラ配布など様々な運動を展開している。
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選挙運動は7月21日まで続き、投票は7月23日に行われる予定で、全国の2万3789か所の投票所で合計971万645人の有権者が投票する見込みだ。
国民議会の125議席を争う18の政党には、カンボジア人民党、カンボジア青年党、クメール国民統一党(Khmer United National Party)、Dharmacracy党、デモクラシー・パワー・パーティ、カンボジア国家党、クメール・ユナイテッド・パーティ、クメール保守党(Khmer Conservative Party)、フンシンペック党、ハチの巣社会民主党、人民パーパス党、エクピアップ・チェート党、女性のための女性党(Women’s Party for Women)、クメール反貧困党、クメール経済開発党、カンボジア先住民族民主党、グラスルーツ民主党、クメール農民党が含まれている。
カンボジアの首相として38年間在任しているフン・セン首相は支持者数万人を前に、「国家分裂や社会混乱、政治不安を扇動しようとする敵対的な勢力を根絶する。カンボジア人民党が勝てば、カンボジア人民が勝者だ」と語り、また道路や学校の建設、賃金と経済成長の向上を約束した。
フン・セン首相は近い将来に首相を退任する意向を示しており、陸軍中将である長男のフン・マネット氏を後継者として指名している。フン・セン首相はフン・マネット氏に党旗を手渡し、フノムペン都内を行進するスクーターや自動車、バナーで飾られたトラックを率いた。