(c)Khmer Times
カンボジアコメ協会(CRF)の調査によると、コメ輸出先として、中国が最大の市場であることに変わりはないという。クメールタイムズが報じた。
CRFの調査では、第1四半期に中国へ輸出された精米は、昨年同期比35%増の10万1345トンとなっている。同時期に国際市場に向けて輸出された精米は、昨年同期比35%増の23万948トンと同じく増加している。
カンボジア政府は、パンデミックへの対抗措置として自国食料を確保するため、4月5日以降の白米輸出の停止(香り米は除外)を決定した。
CRFの事務局長は、「白米は輸出しているコメのうち15%しか占めておらず、業界が予測しているほどの深刻な被害はないだろう」と述べた。
貿易会社シグネチャーズ・オブ・アジアの責任者は、「第1四半期のコメ輸出量は前年同期比60%増の約5000トンであり、主にEU諸国に向けての輸出された。需要の増加に伴い、価格も著しく上昇している」と述べた。
また同氏によると、1トン当たりのコメ価格は770ドルから900ドルまで上昇しているという。