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脱ドル化するためにはリエルの供給と利用を調整し、リエルの通貨価値の下落を防ぐことが課題となる。クメールタイムズが報じた。
カンボジアマイクロファイナンス協会(CMA)のブン・モニー会長は、「カンボジア国立銀行(NBC)の金融政策により、リエルとドルの為替レートは1ドル4050リエル前後で安定している。過剰なリエルが市場に供給されると、通貨価値が下落するが、国民がリエルを利用しない場合も同様にリエルの通貨価値が下落する要因となる」と述べた。
昨年NBCは国内全ての金融機関に対して、年内にリエル建て融資を全体の1割以上にする規律を定め、リエル利用を促進している。
ブン会長は、「マクロ経済と金融政策の有用性を改善するためには、リエルの利用拡大が必要不可欠である。現在NBCが金融機関に要請しているリエル建て融資の比率は10%だが、今後30%まで引き上げるべきだ」と述べた。