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カンボジア国立銀行(NBC)は、キャッシュレス社会と現地通貨リエルの普及を促している。クメールタイムズが報じた。
同行は昨年の7月から支払いの円滑化と低価格での決済を実現するモバイル決済アプリ「Bakong」の試験運用を開始している。
このアプリを利用すればリアルタイムで銀行口座と決済システム間の送金ができ、リエルとドル双方での送金が可能となる。現在アクレダ銀行やウイング社、カナディア銀行を含む12社の金融機関が参加している。
NBCは昨年2月、タイとの決済取引を円滑化して現地通貨の利用促進を目的とした覚書をタイ銀行と締結し、QRコード決済による金融包摂に向けて始動している。
2019年のNBCの報告によると、インターネットバンキングを通じて行われた決済総額は180万ドル、モバイルバンキングサービスでの決済総額は420万ドルとなっている。