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カンボジア国立銀行(NBC)は、カンボジアへの外国直接投資(FDI)の流入が2020年には39.5億ドルに達し、対前年比で10%増加すると予測した。クメールタイムズが報じた。
NBCの報告書によると、2020年のFDIのうち、金融部門は13億7000万ドル、非金融部門は25億8000万ドルと予測している。
なお、2019年のFDIは約36億ドルで、国別では中国が43%と最も多く、次いで韓国11%、ベトナム7%、シンガポールと日本が6%、6%と続く。
また、外貨準備高が111億ドルに達し、7ヶ月分の輸入額に相当している。なお、外貨準備高の適正水準については統一的な見解はないが、実務的には輸入の3ヶ月分以上がベンチマークとして使用されている。
さらに2020年の実質経済成長率は7%、インフレ率は2.3%に維持されると予測した。
カンボジア商工会議所のリム・ヘン副会頭は、「現在、すべての業界で多くのFDIが流入している。2019年に登録された新規事業数が増加し、輸出入の成長率は引き続き高い。政府は投資や経済特区に関連する法律の改正に着色しており、今後はさらに貿易が促進されるだろう」と述べた。
さらに、「市場に供給できる現地生産能力が未だ低いため、輸入が増えれば輸出も増えるだろう。また、現地市場の購買力も強いため、投資家はここに投資したいと思うだろう」と付け加えた。