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140メガワットの総発電量を持つ4つの太陽光発電所の建設計画は23日、国民議会で承認された。
建設される場所は、バンテイメンチェイ州、バッタンバン州、ポーサット州、スヴァイリエン州。
グリーンサスティナブルベンチャーズ社(Green Sustainable Ventures)は、スヴァイリエン州バベットの30ヘクタールの敷地に、1750万ドルを投じて最大出力20メガワット(MW)の発電所を建設する。
レイパワーサプライ社(Ray Power Supply)は、バンテイメンチェイ州セレイソフォンに2880万ドルを投じて最大出力30メガワットの発電所を建設する。同社は先月、タイに拠点を置くB Grimm Power Pclに完全子会社化された。
中国のソーラーパネルメーカーであるレイセンエナジー社(Risen Energy)は、バッタンバン州タモールの80ヘクタールの敷地に、5720万ドルを投じて最大出力60メガワットの発電所を建設する。
カンボジアと中国の投資家の合弁会社であるシュナイテック・インフィニット社(SchneiTec Infinite)は、ポーサット州クロコで、2900万ドルを投じて最大出力30メガワットの発電所を建設する。
すべてのプロジェクトが2020年末までに運転を予定しており、民間が建設・維持管理・運営し、契約期間終了後も民間が施設を所有し続けるBOO方式で建設される。
鉱工・エネルギー省によると、これらの施設で発電された電力は、キロワット当たり0.076ドルのレートでカンボジア電力公社(EDC)が購入する。
同省のスイ・サエム大臣は、「これら太陽光発電所は、水位の低下により水力発電ダムの能力が低下する乾季に、エネルギー需要を満たすのに役立つ」と述べた。
閣僚評議会は今年、合計320 MWを生産する能力を持つ7つのソーラープロジェクトを承認した。
カンボジアは2018年、対前年比15%増の2650メガワットを消費した。このうち、442メガワットは、タイやベトナム、ラオスから輸入された。