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カンボジアの3つの国際空港は、航空会社数の増加や新航路の開通により、第1四半期は対前年同期比26.1%増の約300万人の乗客を受入れた。クメールタイムズ紙が報じた。
カンボジア空港を運営するカンボジアエアポート社の親会社であるヴァンシ(Vinci)の四半期レポートによると、タマリンドエアー、ベトジェット、深セン航空、JCエアライン、ランメイエアラインなどの新規航空会社の就航と、春秋航空、中国南方航空などの中国航空会社の成長により、プノンペン空港は34.5%増の140万人、シェムリアップ空港でも17.4%増と、3つの空港の交通量は急増した。
カンボジア国家観光連盟のホー・バンディ事務総長は、「乗客の増加は、国の政治的安定、経済成長、そして人々の収入の増加を反映しており、海外に健康診断に行く人なども増えている。カンボジアは7月に総選挙を行う予定だが、経済活動、特に観光業は依然として順調に推移している。政治家は、国民の利益と国の成長を維持するため、国益を最優先課題とすることを願っている」と述べた。
アジア開発銀行は先週、輸出の堅調な拡大、外国直接投資の強い流入、観光客の増加、好調な建設業や縫製業により、今年のカンボジア経済成長もプラスになると予測している。
観光省によると、昨年カンボジアを訪れた外国人旅行者は、2016年に比べて11.8%増の560万人に達しており、うち330万人の59%が空路を経由し、観光業の売上は前年比で13%増の36億ドルとなった。
カンボジアは2018年に610万人の観光客を受入れ予定で、政府は2020年までに年間700万人を見込んでいる。