(c)Phnom Penh Post
サタパナ銀行は、昨年の純利益を1858万ドルと発表、日本のマルハン銀行との合併により、2016年の利益急落以降、2015年までの水準に回復していると報告した。プノンペンポスト紙が報じた。
2016年4月の合併により、サタパナ銀行はマイクロファイナンス機関から、銀行業界の総資産の4%近くを占める商業銀行に移行している。
同行の加藤紀彦CEOは、「回収手数料の増加と不良債権比率(NPL)の低下により、2017年は好調な利益回復を達成し、市場平均よりも速く成長した。昨年の手数料収入は537万ドルで、前年の100万ドル弱から大幅に増額した。2017年のNPL比率は、小売ローンがやや上昇したものの、商業ローンのNPL比率は低下したため、全体として前年の1.57%から1.33%に低下し、業界平均の1.5%より良かった」と話した。
同行の2017年の総資産額は10%増の10.2億ドル、預金額は6%増の6億1800万ドル、融資額は32%増の7億9400万ドルとなり、資本利益率は12.05%に上昇している。