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カンボジアの漁業部門の収益が、今年1月から9月の9ヶ月間で62%増加した一方で、海産物の輸出は2016年同期比で横ばいであった。クメールタイムズ紙が報じた。
農林水産省によると、カンボジアの内陸部でとれた漁獲は主にシンガポール、マレーシア、中国に輸出され、海洋漁獲は主にタイとベトナムに輸出されるという。
トンレサップ湖の水産業をモニタリングするコミュニティである漁業行動連合チーム(Fisheries Action Coalition Team=FACT)のミン・バンリー氏は、「違法漁業に対する政府の取締りと全国の河川水位の上昇が漁業収入増加の要因だと考えられる」と語った。
今年初めからの9ヶ月間で、河川で2687件、海岸で173件、合計2860件の違法漁業が検挙されている。