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  • 経済
  • 2017年10月18日
  • カンボジアニュース

カンボジア証券取引所 社債発行に関する新たなガイドブックを発表[経済]

 カンボジア証券取引委員会(SECC)は16日、8月に正式に決定された社債発行への理解を高めることを期待し、今年末までに新たにカンボジア債券市場ガイドを発表すると発表した。プノンペンポスト紙が報じた。

 この発表は、SECCの関係者らがアジア開発銀行の専門家と会談し、カンボジア企業の初となる社債発行の準備のための研究会の中で明らかになった。SECCの副委員長は、「カンボジア債券市場ガイド2017は、企業や投資家が金融ツールについて学ぶための重要なものにとなるだろう」と語った。

 このガイドブックは、企業に対し、社債発行のための期間や条件をまとめるとともに、市場を監視する方法を教えることに重点を置いているという。同ガイドブックは、SECCのウェブサイトでも公開される予定だ。

 また、SECCは、来年初めにカンボジアにおいて、アジア債券市場育成イニシアティブ(ABMI)による第27回ASEAN+3債権市場フォーラム(ASEAN+3 Bond Market Forum)を開催すると発表した。



 ABMIは、アジアにおいて効率的で流動性の高い債券市場を育成することにより、アジアにおける貯蓄をアジアに対する投資へと活用できるようにすることを目的として、2003年第6回ASEAN+3財務大臣会議で各財務大臣により合意されたもので、これまでに数多くの検討課題に精力的に取り組んできた。

 ASEAN+3債券市場フォーラムは、2010年9月に、ASEAN+3域内のクロスボーダー債券取引を促進することを目的として、クロスボーダー債券取引に係る市場慣行の標準化や、規制の調和化を図るため、官民一体のフォーラムとしてを設置されている。

 このフォーラムの開催により、カンボジア企業の社債発行、また、投資家たちを新興の証券取引所に呼び込む見込みが高まることが期待される。

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