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アジア開発銀行(ADB)は、包括的で持続可能な発展を支援するため、同国の災害管理能力の強化を通じ、防災準備においてカンボジアを支援し続ける。クメールタイムズ紙が報じた。
ADB駐在員事務所のカントリーマネージャーは、カンボジアは気候変動に対して非常に脆弱であると指摘。「このような高い脆弱性は、農業や漁業のような気候に敏感な分野に依存した結果だけでなく、国の地域社会や生態系の適応能力が低いことも原因の1つだ」と述べた。
また同氏は、「カンボジアの経済環境を高めることは重要であり、 災害や気候の回復力を高めるためのコミュニティレベルの施策は、包括的で持続可能な開発を達成する上で不可欠だ」と付け加えた。
同氏によると、ADBはカンボジアの防災を改善するため、貧困削減日本基金(JFPR)を通じて、「災害の管理のための連携強化」と題した技術支援プログラム、および「コミュニティベースの災害リスク軽減」と題した助成プロジェクトを承認しているという。