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政治アナリストや社会研究者は、カンボジアは、ソ連崩壊後の国々やアラブの春に見られるように政権交代運動に脆弱であるとしており、そのような「色の革命」が国に影響を与えるかもしれないと警告している。クメールタイムズ紙が報じた。
革命について話し合われた討論会で、カンボジア王立アカデミーのソク・トゥーチ会長は、「『色の革命』は国全体に被害を及ぼすことになるだろう」と語った。同氏は、2013年の総選挙の後、ストゥンミエンチャイ区で発生した暴動と、セルビア(2000年)、グルジア(2003年)、ウクライナ(2004年)、チュニジア(2011年)のそれぞれで起こった革命とを比較し、「暴動はこれらの国の革命に似ていた。抗議者はフン・セン首相に辞任を要求し、政府はこれのようなことが再び起きないように防止する必要がある」と述べた。
フン・セン氏の息子で国防軍情報部の部長、フン・マニット氏も、昨年、2013年の選挙後に発生した暴動を中東および東ヨーロッパの状況と比較し、「残念なことだが、正当な手段で政権を獲得した政府に対して、外国政府の直接的または間接的な支援と資金援助を受けた政権転覆計画は決してなくならない」とコメントを残している。