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在カンボジア米国大使がカンボジアの民主主義へのコミットについて疑問を呈しており、カンボジア政府関係者はこれに強く反応している。クメールタイムズ紙が報じた。
米国大使館のウェブサイトに、米民主党系の米国民主党国際研究所(National Democratic Institute=NDI)のカンボジア事務所が閉鎖し、外国人スタッフが一週間以内に退去するよう命じられたと掲載した。
NDIは野党の救国党(CNRP)が来年開催されるカンボジア国民議会選挙で勝利するための戦略についてアドバイスしていたとしていたが、米国大使館側は、「NDIに関する政府系メディアもフレッシュニュース(Fresh News)による報道が不正確で偏向している」と述べ、「NDIがカンボジア国家選挙委員会(NEC)との有効な覚書を持ち、NECと内務省と緊密に協力している」と擁護した。
また米国大使館は、「NDIは公平であり、与党人民党(CPP)を含むすべての主要政党と協力している」と述べ、「NDIを閉鎖するという決定は、カンボジア政府が民主主義にコミットしているかという基本的な疑問を提起する」と加えた。