東京海上日動火災保険株式会社は、カンボジアの保険市場を調査し、関連する現地保険会社を通じてカンボジアで展開する日本企業に対し損害保険商品を提供するために、プノンペンに駐在員事務所を開設する。プノンペンポスト紙が報じた。
同社によると、駐在員事務所の開設は、急速な経済成長の結果として着実に成長しているカンボジアの保険市場の拡大を見据えて情報の収集も目的としているという。工業団地のインフラ整備に伴い、多くの日本企業は、労働コストが比較的低いことを踏まえ、カンボジアに投資し、事業を拡大している。
プレスリリースによると、カンボジアの保険市場を今後も引き続き調査し、保険会社の紹介を通じて保険商品やサービスを提供することで、日本企業を中心とした顧客に安全とセキュリティを提供すると述べている。
東京海上日動火災保険のパートナーであるフォルテ保険の担当者は、駐在員事務所の設立は、潜在的な顧客、主に日本の製造業の顧客に対し、よりよいサービスを提供できるだろうと話した。
また同氏は、「カンボジアにいる日本人投資家に保険会社の情報やコンサルティングを提供できることは、既存の日本企業からの信頼の獲得へとつながり、我々にとっても保険商品を提供するために良い動きだ」と述べている。