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中央銀行であるカンボジア国立銀行(NBC)は今年9月、中国の投資家や観光客、貿易における銀行間取引を促進するため、元-リエルでの為替レートを開始する予定だ。クメールタイムズ紙が報じた。
アクレダ銀行のイン・チャンニーCEOは、「中国との貿易や投資の流れは非常に大きいため、米ドルでの取引では時間がかかる」と述べ、カンボジア銀行協会チャールズ・ヴァン会長は、「両国間の取引はますます増えており、この為替レートには意味がある。また、国際レベルでの現地通貨の利用は称賛されるべきだ」と付け加えた。
NBCのチア・セレイ総局長は、「中国からの輸入を行うカンボジア企業は元払いで、カンボジアから輸入を行う中国企業はリエル払いが可能だ。また、元の国際化を促進する中国のPRでもある。米ドルのような異なる通貨を使用することは、両国の投資家に為替リスクをもたらす可能性があり、両国間の貿易決済を現地通貨で促進したい」と述べた。
中国は、1990年以来カンボジアに20億ドルの援助や融資を行い、直接投資に100億ドルを投じている。