(c)Phnom Penh Post
日本貿易振興機構(JETRO)によると、今年上半期のカンボジアから日本への輸出額は前年同期比で4.5%増の5億9100万ドルで、2008年の世界金融危機以来の一桁成長となった。2016年上半期は32%増、その前年は23.4%増加している。
2013年以降、輸出の伸びは投資の波と一致しており、最高経済評議会のメイ・カリヤン上級顧問は、「輸出の成長の鈍化は、日本メーカーの投資が弱いためだ。カンボジアへの日本の投資は継続しているが、製造業から小売やレストラン、サービスへの投資に移行している」と述べた。カンボジア開発協議会(CDC)によると、日本からカンボジアへの直接投資は2016年8億2200万ドルを超えた。
フン・セン首相は8月6日より4日間日本に滞在する予定で、訪日中、より多くの日本メーカーにカンボジアに生産拠点を増やすよう働きかけるという。
また、JICAが主導する洪水保護プロジェクトにおける約3500万ドルの助成金と、シアヌークビルでのコンテナターミナルプロジェクトにおける約2億900万ドルの譲許的融資の2つの援助協定を公式文書にするため、安倍晋三首相とも会談予定だ。