カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

  • 経済
  • 2017年7月20日
  • カンボジアニュース

今年上半期におけるカンボジアのゴムの輸出量 倍近く増加[経済]

 農業水産省によると、2017年上半期においてカンボジアのゴム栽培量が70%増加し、輸出量が約2倍に増加したという。クメールタイムズ紙が報じた。

 今年上半期においてゴムの輸出量は6万5556トンと前年同期から197%上昇。栽培面積は11.6%増の43万3827ヘクタールとなった。栽培量も昨年同時期から70%増の9万2379トンとなっている。

 同省のゴム担当責任者は、価格が安定すれば、ゴムのプランテーションの土地面積は引き続き増加すると考えていると発言。ベトナム、マレーシア、中国がカンボジアの主要なゴム市場となっているという。

 ヴェイン・サコン農業水産大臣は、2018年から2022年にかけてゴムは供給過多となり、価格は引き下がると指摘。しかし、2023年からは、需要が上がり価格は再上昇すると述べた。

 An Mady Groupの副社長であるリム・ヘン氏は、今年と来年においてはゴムの価格は安定すると予測しつつも、政府に対しゴム輸出に関わる税金を引き下げ、国内投資を増やすよう要求している。

 カンボジア政府は世界の最大ゴム輸入国である中国を筆頭に、国際市場の拡大を試みつつ、国内の生産工場の増設により雇用を創出しようとしている。

関連記事
経済
カンボジア、米輸出収益が15億ドルに到達 – アジアと欧州市場でのシェア拡大[経済]
(08日)
経済
ツバメの巣とドリアン、GAP基準に準拠しカンボジアから中国へ[経済]
(10月29日)
経済
カンボジア、カシューナッツ栽培面積で世界第3位に[経済]
(10月28日)
経済
カンボジアのアパレル輸出競争力、米国市場でのシェア拡大の鍵はコストと信頼性[経済]
(10月25日)
経済
カンボジア、輸出多様化の鍵は製造業の強化と高付加価値製品への移行[経済]
(10月17日)
経済
2024年第3四半期までのカンボジア・中国貿易、111億ドルを突破[経済]
(10月14日)
あわせて読みたい
特集
観光の視点から考える対日本マーケット戦略(1/3)
特集
カンボジア農業最前線〜最貧国の零細国家が手にした『神器と信用』が引き起こす農業変革の波〜(4/4)
特集
カンボジア農業最前線〜最貧国の零細国家が手にした『神器と信用』が引き起こす農業変革の波〜(1/4)
経済の最新ニュースランキング
最新ニュース