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カンポット州にある中国が建設したダムから安全な飲料水を生成するための実現可能性調査が完了し、同州及びケップ州において水不足が緩和されることが期待されている。クメールタイムズ紙が報じた。
鉱工・エネルギー省の広報官は、カンポット州とケップ州が急激な水不足に陥っていたことから、中国企業にダムに貯水されている水を安全な飲料水へと浄水する実現可能性調査の実施。その結果、ダムの貯水から1日18万立方メートルの飲料水が生産可能だという。
予算は確定されていないものの、政府は2年以内に飲料水工場の稼働を目指している。また同省によると、中国の一帯一路政策の枠組みのもとで予算が執行され、プロジェクトが実行されるという。
ケップ州の副知事によると、 ケップ州を訪れる観光客の増加により、清潔な水への需要も上昇していると発言。同プロジェクトはホテル、レストラン、その他観光分野に貢献するだろうと述べた。
カンボジア政府は、同プロジェクトが中国からの大規模な投資を誘致するための足がかりとなると見ている。