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タイのリゾート地で不法に就労しているカンボジア人がタイ当局に逮捕された。クメールタイムズ紙が報じた。
カンボジアとミャンマーの310人の出稼ぎ労働者が、タイのチョンブリー県の観光リゾート地であるパタヤにおいて、夜明けに行なわれた警察の抜き打ち捜査で拘束された。
タイのニュースウェブサイトによると、検挙された労働者のうち、253人は働くことを許可する「ピンクカード」と呼ばれる身分証明書を所有していなかったという。
外務国際協力省の広報官によると、タイのサケーオ県にあるカンボジア領事館は問題を解決するためにタイの当局に接触しているという。
毎月、多くのカンボジア人がタイから強制送還されている。カンボジアの入国管理局の報告によると、今年の第1四半期において、登録されていないカンボジアの出稼ぎ労働者1万4332人(そのうち女性4921人、子供1469人)が国外退去させられたという。国外退去させられた全員がビザの切れた不法滞在か、違法にタイの国境を越えた者であった。中にはタイで働くことを約束していた雇用仲介者に騙された人もいたという。
今年の初め、労働職業訓練省は、昨年、100万人以上のカンボジア人が海外で働いており、その大半はタイであったと発表した。両国政府はカンボジア人がタイで合法的に働きやすいように制度を変更しようとしている。