(c)Phnom Penh Post
カンボジアのビジネス環境は先日行われた地方選挙中も前向きな見通しを見せ、政治の安定から国家経済は恩恵を受けると専門家からも期待の声が挙げられた。プノンペンポスト紙が報じた。
かつては選挙期間中は経済の不確実性が高まっていたが、今回の地方選挙では、政治的キャンペーンは平穏なまま終わった。
プノンペンでは住民が投票のため帰省し消費者需要が減少したため、小規模企業や家族経営の会社は選挙の影響を受けているものの、全体的に投資やビジネスへの影響は小さかったという。
カンボジアのマイクロファイナンス協会(CMA)のアドバイザーであるブン・モニー氏は、金利率は収入減や利益率を下げることもあるが、全体として選挙も金利も業界に永続的な影響は与えないとした。
カンボジア商工会議所の事務局長は、「経済状況は安定しており経済成長も前向きであるため、選挙結果は経済成長の過程において懸念にもリスクにもならない。将来の不確実性について企業にはまだ懸念が残るが、以前の選挙よりはるかに小さい」と発言した。