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  • 経済
  • 2017年5月29日
  • カンボジアニュース

カンボジアの選挙特需 地元印刷業者が大忙し[経済]

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(c)Phnom Penh Post

 6月4日が投票日の地方選挙に向けて、Tシャツや帽子、政党のロゴが飾られたステッカーなど、好きな政党を支持するカンボジア人が通りに出ている。プノンペンポスト紙が報じた。

 ノロドム通りのある印刷店は、「スタッフは4月から残業している。私は20年近く印刷事業を続けているが、選挙シーズンは儲かる。注文は通常より80%も高い」と話す。多くの刺繍店や印刷業者が選挙シーズンにスタッフの増員する。

 ボンケンコン3地区にあるTシャツの印刷企業は、「キャンペーン製品の印刷は純粋に商業的なものだ。ある政党から、キャンペーン用の5000枚のTシャツと2000枚の旗の注文が入った。スタッフは24時間体制で働き、5000ドルの利益が得られる見込みだ」と語る。

 国家最高経済評議会メイ・カリヤン上級顧問は、「選挙活動は、経済全体というよりは特定の企業にとって有益な時期だ。しかし、一方でこの時期は、政治的なキャンペーンに集中し、国内事業の減速を招く時期でもある。これには外国人投資家も含まれており、今年の地方選挙と来年の全国選挙の影響により外国からの直接投資が一時的に停滞するだろう」と語った。

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