世界各地で理解が迅速に進んでいるのにも関わらず、カンボジアの同性愛者コミュニティは生活のあらゆる側面において引き続き差別を受けている、と活動家は警告する。クメールタイムズ紙が報じた。
月曜日まで、プノンペンではゲイ・プライドウィークというイベントが開催される。しかし、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、インターセックス、といったコミュニティの人々は、家族、学校、そしてより広い社会で苦しんでいると訴えると同時に、カンボジアには性転換手術を受けた人々を認める法律はまだ存在していない。
LGBT活動家の一人は、イベントの中で、国民のIDカード、パスポート、結婚届、免許証といった法的な書類を発行する際に、地元当局が自分のコミュニティの存在さえも認知していないと語った。
政府のLGBT問題を対応する国務長官は、政府が人権を向上させ、LGBTの人々に対する差別を排除しようと努力したとし、「政府は、LGBTの人々の権利を支持している。それは、すべての人々が平等であるという信念を促進し、奨励するものだ」と語った。
カンボジアには、一緒に暮らしている約5000人のカップルを含め、3万3000人以上のLGBTの人々がいると推定される。