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タイ在住の多くのカンボジア人が誤って違法労働者として登録されており、二国間協定の改正により保護する必要があるとフン・セン首相は発言した。クメールタイムズ紙が報じた。
フン・セン首相は、海外で働く若いカンボジア人は、必要なスキルを提供しているにもかかわらず評価されないと指摘。さらに、より高い賃金で同じ仕事をするためにタイやマレーシアの人々は海外に移動し、カンボジア人はその人たちの仕事を埋めていることも懸念し、イスラム諸国でカンボジア人が有利な雇用を与えられないのには理由はないと発言した。
タイの労働社会福祉省によると、昨年、 93万人のカンボジア人がタイで働いており、その多くが2国間の協定条件の下で違法に働いていたと考えられている。
また首相は、海外で働き家族に送金するカンボジア人は、国内の労働者と同じようにカンボジア経済にとって重要であると認識されるべきとした。しかし、タイやマレーシアへのカンボジア人の移住は、時に失業と貧困により強いられているという指摘も挙がっている。