(c)Phnom Penh Post
カンボジアでは、女性の幼少期の心的外傷が、自身の子供への虐待の一因になっている。プノンペンポスト紙が報じた。
研究では、5人に4人以上のカンボジア人が、幼少期における精神的、身体的、性的虐待によるトラウマを持っているという。特に、女性に暴力をふるう男性は子供にも暴力をふるう傾向があり、更には殴るなどといった体罰を行う女性も増えているという。
カンボジアの4分の3は体罰に慣れていると研究は発表しているが、地域集団を対象とするメンタル・ヘルス・サービス行うNPOのTPO(The Transcultural Psychosocial Organization)カンボジアの事務局長は、カンボジアの子育てスタイルは、時に子どもたちを恐ろしい目に合わせると指摘。また、カンボジアでは、女性への暴力が子供に転換されているという認識が欠如しており、家庭内暴力は報告されにくいという。