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  • 2017年4月7日
  • カンボジアニュース

カンボジアとタイ 酷似する互いの伝統舞踊 世界遺産登録を巡って物議[社会]

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(c)Khmer Times

 カンボジアは、舞踊ラコーン・コル(Lakhon Khol)と格闘技ボッカタオ(Bokator)を国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産として登録申請した。クメール・タイムズ紙が報じた。

 この申請が承認されれば、文化遺産の保護を目的としてユネスコの無償資金協力の対象となる可能性がある。

 昨日公表された文化芸術省の声明によると、昨年12月から申請の準備していた。また同省は、伝統音楽プレング・アラック(Pleng Arak)と絹織物の申請も準備していると述べた。

 昨年6月、タイ政府がコーン(Khon)と呼ばれる舞踊を無形文化遺産へ登録申請すると発表した際、この舞踊形態はクメール文化の一部だという主張などが出るなど物議を醸した。

 カンボジア文化芸術省の担当者は、カンボジアとタイの文化には類似点を認めつつも注意深く見れば相違点もあることを指摘。国民に対して冷静になるようソーシャル・メディアで発信している。

 ユネスコの世界遺産委員会は、古典宮廷舞踊「アプサラ」(2003年)、伝統影絵芝居スバエク・トム(2005年)、綱引きの一種「Teanh Prot 」(2015年)といったカンボジアの文化を既に無形文化遺産として登録している。

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