(c)Phnom Penh Post
地元の農業財閥であるモン・リティグループは、カンボジアのタピオカを初めて大量にヨーロッパに輸出する為に、新たなパートナーシップの交渉を進めている。プノンペンポスト紙が報じた。
タピオカの原料はキャッサバという芋で、主に食用に使用される。それ以外にも豚や鶏などの家畜の飼料や工業用の原料としても使用されている。
イタリアの投資家は「本当に投資したいと思っている。しかし現在農家で主に栽培されているキャッサバは、タピオカの原料となる品種ではないため、需要を満たすための供給源を研究したい」と述べる。
彼らの要望に応えるために月10コンテナの供給が必要になるとモン氏は語る。また、カンボジアのキャッサバ農家は通常、家族の小規模農場で農作物を栽培している為、大量輸出のための十分な生産には時間がかかるが難しいことではないと説明した。
農林水産省によると、既にタピオカ澱粉2万7000トンを中国に、153トンを韓国に、102トンを米国に輸出しているが、昨年はヨーロッパ市場にはほとんど輸出しなかった。