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カンボジア政府は、東芝プラントシステムによるプレア・シアヌーク州の火力発電プロジェクトを認可した。クメールタイムズ紙が報じた。
フン・セン首相は、「新しい発電所は、エネルギー不足の解消を助ける。アレン渓谷の地域住民は先祖の土地が破壊されると水力発電のためのダム建設に反対していた。エコ・ツーリズムのためにアレン渓谷の自然を残し、エネルギー不足はプレア・シアヌーク州の火力発電で対処する」と語った。
東芝プラントシステムは、日系企業としてカンボジア初となる発電所建設契約を勝ち取ったことになる。同社プレスによると、国際市場における豊富な経験、発電所の建設能力、高い技術力、日本の厳しい基準と信頼性によって選ばれたとしている。
同社は、マレーシア、タイの子会社とともに、発電所の工事、施行、設置及び試験など、プロジェクト全体を担当し、2019年11月までには建設完成予定。150メガワットの提供が可能となる。
2016年は、総発電量は2015年より19.79%増加し、周辺諸国からの輸入量は22.06%減少したが、カンボジアの電気料金は周辺諸国に比べると、依然として最も高い水準にある。