(c)Phnom Penh Post
フン・セン首相は演説で、大手マイクロファイナンス機関(MFI)のプラサックはロゴマークを変えなければライセンスを撤回すると発言した。プノンペンポスト紙が報じた。
プノンペン国際大学で行われた卒業演説でフン・セン首相は、「プラサックにロゴをすぐに変更する必要があると伝えたい」と述べ、それができなければMFIのライセンスを剥奪すると警告した。
現在、カンボジア政府は商業銀行やMFIを公的機関だと誤認して利用する一般市民に対し、それらのローンが私的機関からの借金であることを認識させるキャンペーンを行っている。これに呼応して1週間前には、最大手商業銀行のアクレダ銀行に対し、経済財政省のロゴに似ていることを理由に同様の要求を行っていた。プラサックの現在のロゴは、カンボジア国立銀行とロゴと似ているため公的機関と誤解される可能性があるとしている。
カンボジア国立銀行のチア・セレイ総局長はこうした金融機関のロゴ変更が利用者の混乱を招くことについて認めつつ、「公的機関と誤認すれば債務の返済は遵守しなくてよいだろうと考える人々を利用した不正貸付行為を防げる」と語った。