3500万ドルを費やしチョロイチャンバー区にできた新しい日系病院、サンライズジャパン病院の開院式で、フン・セン首相は、「日本人の医師やスタッフによる高水準な医療サービスが、カンボジアへの観光客や投資家の信頼を高める上で重要なステップとなる」と述べた。
日本は中国と韓国に次ぐカンボジアで第3位の投資国であり、1994年以降、インフラ、航空、観光、医療の各方面の発展に貢献してきた。9月には、プノンペン-成田間の直行便が就航したほか、日系のホテル建設が始まっている。
日本貿易振興機構(JETRO)の岸有里子氏は、「カンボジアはベトナムやタイよりも労働コストが安く、ミャンマーやラオスよりもリベラルな投資政策のため、日本の投資家にとって魅力だ」と述べたが、一方で、「高い電気代が依然として製造業への投資の課題となっており、インフラの向上がカンボジアの魅力を高めるために必要だ」と話した。