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15日、プノンペンのプーセンチェイ区にある縫製工場の従業員200人以上が、政府と関係省庁に対し、工場経営者との間の賃金未払い問題の調停に入るよう要請した。工場経営者は賃金未払いのまま国外へ逃走しているという。
従業員らは10日から抗議活動を続けており、経営者の逃走前に労働時間を延長され、工場内の在庫や設備を片付けさせられたと主張している。
カンボジア青年連盟代表のシアン・リティ氏によれば、連絡を受けて従業員225人が8月分の給料を受け取るために工場へ行ったところ、経営者の姿はなく賃金も支払われなかった。
クメールタイムズ紙によると、工場経営者が従業員を置き去りにして国外逃亡するケースが増加しているものの、地方自治体は被害者からの訴えを無視する傾向にあるという。一方で、カンボジア労働職業訓練省は問題解決に向けて動いていると主張している。