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カンボジアのタイ向けキャッサバ輸出額が、タイの非公式国境検問所の定期封鎖の影響を受けている。
バンテイメンチェイ州の農業局担当責任者によれば、2014年に現在の軍事政権が成立してからタイでは非公式国境検問所の閉鎖によってカンボジアのキャッサバ輸出をコントロールし価格を下げようとしている。
その影響により今年始まってから8か月間で、バッタンバン州で耕作中のキャッサバが前年同期比2万250ヘクタール減少の12万1696ヘクタールになるなど、近年は生産量が減少している。同氏によればその一方で、トウモロコシや大豆が代替作物として多く見られるようになっている。
プノンペンポスト紙がバンテイメンチェイ州の農家に尋ねたところによると、国境封鎖の影響により一括で販売することが難しく、現地のキャッサバ価格低下に大きく影響しているという。また、タイ側のブローカーが価格が低下するまで粘ることもしばしばある。
結果として、以前からの価格だった1トンあたり40万200リエルが過去2年間で急落し、20万リエルまで下落している。