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女性実業家エリダ・キムスルン氏は、6月22日から24日にシリコンバレーで開催され、世界中から700人以上もの起業家が参加した、米国のグローバル起業家サミットにカンボジアから唯一選ばれた。イベントのスピーカーには、Facebookの創設者でありCEOのマーク・ザッカーバーグ氏やGoogleのメアリー・グローブ氏、バラク・オバマ米大統領が決定しており、イベントで得た教訓を伝えることが期待される。
経営管理の修士号を取得したエリダ氏は、金融業界で9年間働いた後、2014年、リンナイ製電気温水器などを取り扱う建設資材総合販売店カムコナ・トレーディングを設立した。
グローバル起業家サミット（GES）は、新興起業家が、経営者ネットワークや投資を募るために毎年開催されており、今年の参加者は5000人を超える応募者から選ばれた。彼女は自身が選ばれた理由として、「GESは地域社会への貢献と環境の改善に焦点を当てた選考をしていることから、取り扱っている製品がクリーンエネルギーの利用を促進している点と、カンボジア人という「レアさ」だろう」と述べた。
同氏はこのイベントにより、「成功する起業家には4つの要因があり、アイデアを議論するメンターの存在、ビジネスネットワークの構築、ビジネス拡大を後押しする投資家の支援、研修によるスキルの向上だと理解した」と語る。
また、「カンボジアの起業家は、創造性と革新的なアイデアに溢れているが、そのポテンシャルは十分に活用されておらず、起業家精神は急速な経済成長を推進する上で重要だ」と話し、「政府がそれらをサポートする政策を策定すべきだ」と付け加えた。
