トリペッチいすゞセールスの前川敏章社長は7月6日、「カンボジアとラオスの市場シェアにおいて、2018年までに現在の2%から10%に、2020年までに30%まで増加させる」とバンコクポスト紙に話した。
ラオスとカンボジアでのピックアップトラックの年間売上高は、それぞれ1万台と2500台で、同氏は「ラオスでは顧客は新車購入を好むため、自動車市場は非常に有望である」と述べたが、「カンボジアでは自動車市場の90%が輸入中古車から構成されている」と付け加えた。
カンボジアでは、走行距離などが曖昧なグレー市場に支配されており、カンボジア自動車産業連盟(Cambodia Automotive Industry Federation=CAIF)によると、2015年の国内に輸入された4万5000台のうち、新車はたった4000台だった。
同連盟のピーター・ブロンガーズ会長は、「販売権を持たない店舗からの新車輸入を禁止する施策を政府に助言する用意がある」と述べ、「そのような車のバイヤーは、しばしば闇市場で150%の輸入税を支払っている」と話す